老老相続

老老相続とは、高齢の親から高齢の子へ財産が引き継がれるといった相続のことを言います。
高齢者の相続で問題になる例として、例えば、①手間がかかる手続きを進める体力・能力がない、②相続人のなかに認知症などの方がいると、話し合いができない、③数次相続(あまり間を置かずに次の相続が発生する)の可能性が大きいことがあげられます。
こうした問題を回避するためには、被相続人が元気で認知能力もしっかりしているうちに、「遺言書」で分割方法を決めておくこと、また、遺言執行者を定めておくことなどが有効です。